ナレッジグラフ
ナレッジグラフは、Snorbeが収集・分析した調査結果を「地図」として可視化したものです。丸い点(ノード)が情報の単位、線が情報同士のつながりを表します。 一言でいうと、調査した情報全体を鳥瞰できる見取り図のようなものです。グラフビューの見方
ナレッジグラフを開くと、いくつもの丸い点と、それらを結ぶ線が表示されます。初めて見ると複雑に見えるかもしれませんが、見方はシンプルです。丸い点(ノード)
企業、技術、論文、特許、人物など、調査で扱う「情報の単位」。色は情報の種類を表します。
線(エッジ)
情報同士の関係性。「関連する」「引用している」「競合している」など、つながりの種類は文脈によって異なります。
情報の種類(ノードの色)
ノードの色は、その情報が何を表しているかを示しています。| 色 | 情報の種類 |
|---|---|
| 水色 | エージェント実行(調査の単位) |
| 緑 | 公開ソース(Web上の情報) |
| オレンジ | プライベートソース(アップロードファイル) |
| グレー | エンティティ(情報の単位) |
関連情報のグループ(コミュニティ)
互いに強く関連している情報は、同じグループ(コミュニティ)としてまとまります。例えば「半導体材料」に関するコミュニティの中には、素材メーカー、関連特許、応用技術などが集まります。 グループごとに色分けされているので、「どの分野にどれだけ情報があるか」を一目で把握できます。コミュニティフィルターを使って特定のグループだけを表示することも可能です。検索機能
ナレッジグラフ内の情報を検索する際、2つの方法が組み合わされています。キーワード検索
入力したキーワードから関連語句を類推し、グラフ上のエンティティ(人名、企業名、技術用語など)を検索します。
ベクトル検索
意味的な近さで検索します。「りんご」と「アップル」のように、単語は違っても意味が近い情報を見つけられます。
類似エンティティ検索
「類似のエンティティを探す」機能を使うと、現在注目している情報と似た特徴を持つ他のエンティティを自動的に発見できます。 活用例:- 営業企画で「自治体Aと似た課題を持つ自治体B」を見つける
- 知財戦略で「競合他社と似た技術領域を持つ企業」を特定する
- 研究開発で「関連する技術トレンド」を発見する
ファクトチェックのしやすさ
Snorbeは、調査で参照したWebページやドキュメントの元データを保存します。これにより、レポートに記載された情報がどのソースに基づいているかを容易に遡って確認できます。ソースの透明性
各ノードやレポートの記述から、元のWebページやドキュメントに直接アクセスできます。
過去データの再利用
一度調べた情報はエンベディング化されて保存されるため、同じ質問を繰り返す必要がありません。
基本的な操作
グラフビューでは、以下の操作ができます。ズーム
マウスホイールまたはピンチ操作で、グラフ全体を縮小・拡大できます。全体像を見たいときは縮小、詳細を見たいときは拡大します。
パン(移動)
グラフをドラッグして、見たい部分を画面中央に移動できます。
ノードの選択
丸い点をクリックすると、その情報の詳細がサイドパネルに表示されます。
関係の確認
ノードを選択すると、その情報とつながっている他の情報がハイライトされます。
ノードをクリックして詳細を見る
興味のある丸い点をクリックすると、右側に詳細パネルが開きます。ここでは以下の情報を確認できます。- 情報の名前と種類
- 要約や説明
- 関連する他の情報へのリンク
- 元データへの参照(論文ならDOI、企業ならURLなど)
ホワイトスペース検出
ナレッジグラフの最大の特徴は、未調査領域(ホワイトスペース)を発見できることです。未調査領域はどう見えるか
ホワイトスペースは、グラフ上で「情報がまばらな部分」や「完全に空白の部分」として現れます。まばらな領域
点と点の間隔が広く、線が少ない部分。関連情報が断片的で、深堀りが必要な領域です。
空白の領域
まったく情報がない部分。調査テーマとの関連が予想されるのに、データが存在しない領域です。
なぜホワイトスペースが見えるのか
従来の調査方法では、一つひとつの情報をリスト形式で確認するため、全体の中で「どこが抜けているか」を見逃しがちです。ナレッジグラフなら、情報の密度を可視化できるため、隙間に気づきやすくなります。ベネフィット
ナレッジグラフを活用することで、以下のメリットが得られます。調査の全体像を把握
収集した情報がどれだけ網羅的かを一目で確認できます。調査の進捗状況も可視化されます。
見落としを防ぐ
リスト形式では気づきにくい「情報の隙間」を発見し、重要な見落としを防げます。
新しいつながりに気づく
予想しなかった情報同士の関係性を発見し、新しい仮説やアイデアにつなげられます。
よくあるユースケース
競合分析で「調査漏れ」を防ぐ
競合他社の技術動向を調査する際、ナレッジグラフで全体を俯瞰することで、見落としていた企業や技術領域を発見できます。 具体例: 電池材料の調査で、主要メーカーは把握していたが、ナレッジグラフを見て大学発ベンチャーの存在に気づいた。技術マッピングで研究方針を決める
ある技術分野の全体像を把握し、どの領域が未開拓かを確認することで、研究開発の方向性を決定できます。 具体例: 次世代半導体の調査で、「材料開発」は情報が充実しているが「製造プロセス」の情報が薄いことに気づき、そちらを深掘りした。新規事業の機会発見
市場のホワイトスペースを可視化することで、競合が手をつけていない領域を発見できます。 具体例: ヘルスケア領域の調査で、「高齢者向け」と「ウェアラブル」の交点に情報が少ないことを発見し、新製品のアイデアにつなげた。機能一覧に戻る
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